2016年06月13日

とうらぶクラスタとKuLA

 刀剣ブームである。それを担っている人たちの中で、「刀剣乱舞」という、擬人化した刀剣を育成するゲームを楽しんでいる、「とうらぶクラスタ」の存在が大きい。「とうらぶ」は「刀剣乱舞」の略愛称(?)、クラスタは同好の士(?)ということのようである。クラスターはこのごろ研究の方でも使うし、私自身がクラスターの代表者でもあるので、ゲームの世界でも使うということを最近知って軽い驚きがあった。不勉強ですみません。さて、「とうらぶクラスタ」の多くは若い女性であるため、マスコミが「刀剣女子」と呼ぶことが多い。しかし、必ずしもゲームをやっているわけではない刀剣愛好者もいるし、ゲームプレイヤーであったとしても「刀剣女子」とひとくくりにされるのは嫌だという人が結構いることは、知っておいてもよいだろう。これは私自身が最近指摘されて気づいたことである。「歴女」や「腐女子」も同じで、逆に「スイーツ男子」というのも、そう呼ばれたくない人がきっといるだろう。もちろん嫌じゃない人もいるが、すくなくとも無意識に公の場では使わない方がいいだろう。
 それはともかく、刀剣愛好家の中には、くずし字解読をしたいという希望を持っている人が多いようである。刀剣にまつわる古文書・古書を読みたいということだろう。我々が、くずし字学習支援アプリ”KuLA”を開発している時に、彼らの関心があることがわかり、コンテンツに刀剣書を加えたという経緯がある。そのあたりに注目して、私に取材申し込みがあった。在独であるため、メールでの取材となった。記事は以下の通りである。「刀剣女子」という言葉を使っているというのはあるが、概ね私の述べたことを、要領よく、ポイントを押さえた記事にしてくれている。産経WESTに掲載されている。
posted by 忘却散人 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする