2018年03月07日

仮名草子集成 第59巻 ひ

 『仮名草子集成第59巻 ひ』(東京堂出版、2018年2月)が刊行された。
「ひ」って何?と思う方がいるかもしれない。
 『仮名草子集成』とは、仮名草子という江戸文学初期の散文ジャンルの諸作品を、「あ」から順番に五十音順に刊行してゆくという壮大な事業である。それが「ひ」まで来たということだ。
第1巻の刊行は1980年だから、実に39年目に入った事業。責任編集者も何度か代わり、今は花田富二夫氏と柳沢昌紀氏。今回は「ひそめ草」下と「比売鑑」を翻刻。翻刻担当は、花田・柳沢両氏に加え湯浅佳子氏である。
 学問的に厳密な校訂を施した、仮名草子研究の基本中の基本となる叢書である。このような息の長い刊行事業には本当に頭が下がる。近く紹介するつもりの『歌舞伎評判記集成』もまたしかりであるが、「義気」のある人たちがいないと継承していけない事業なのである。終結まで私が見届けられるかどうかはわからないが、完成を心からお祈りしている。
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国際シンポジウム「デジタル人文学とデータベース」

2018年3月16日(金)、上智大学の比較文化研究所が主催する、国際シンポジウム「デジタル人文学とデータベース」で発表します。

私は日本語で発表しますが、ウェブサイトに置かれている案内は英語であることからもわかるように、英語での発表が多いです。文字通りふつうの小学生なみ英語力の自分がどれくらい理解できるかどうかわかりませんが、たぶんほとんどスライドプレゼンでしょうから、少しはわかるかな。英語リスニングの勉強と思って、行って参ります。
内容は以下の通りです。

International Symposium sponsored by:
SOPHIA UNIVERSITY INSTITUTE OF COMPARATIVE CULTURE

DIGITAL HUMANITIES AND DATABASES

09:30– Reception Desk
10:00–10:10 Bettina Gramlich-Oka : Welcome Address
10:15–11:00 David H. Slater: Voices from Tohoku: Oral Narrative Archive of Disaster and Recovery
11:15–12:00 Hashimoto Yūta: Participatory Text Database for Premodern Japanese Texts
12:00–13:00  Lunch Break
13:00–13:45 Okada Kazuhiro: Japanese Philology: The Database of Premodern Japanese Works and the “Wakan meien” Hiragana Grapheme Database
13:45–14:30  Iikura Yōichi: Kuzushi ji Learning Application and the Utilization of Image Databases in Japanese Literature Research
14:45–15:30 Yamada Taizō: Flow and Utilization of Japanese Historical Data in the Historiographical Institute〇
15:30–16:15 Leo Born: Japanese Biographical Database: Application in Historical Social Network Visualization
16:15–16:30 Sakuma Tsutomu: Laures Kirishitan Bunko Database〇
16:30–17:00 Closing Remarks & Discussion
17:00–19:00 Reception

〇がついているのが日本語発表です。
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