2008年09月15日

加島の秋成墓碑

大阪市淀川区加島の香具波志神社。

幼い秋成が大病にかかった時、養父がこの神社に祈願したおかげで、一命を取り留めたという話は有名です。秋成は数年間加島に住んでいたこともありました。その折に残した著述も、この神社に遺されているのです。神社への深い信仰とともに、宮司との親交も篤かったようであります。

『香具波志神社千年史』という本も出ているくらい、歴史のある神社です。今日は、その神社に『献神和歌帖』を見せていただくためにまいりました。かねてより、懐徳堂記念会古典講座の受講生のMさまとお約束しておりまして、ご一緒していただきました。Mさまは、わりとお近くにお住いで、何度もこちらへはいらしているそうです。

『献神和歌帖』は秋成68歳の時に奉納された自筆短冊68枚が、短冊帖に収められているものです。養父が幼い秋成の助命を祈った時、神は68の寿命を与えるという神託があったそうです。それで秋成は寿命をまっとうしたお礼に、68枚の短冊を奉納したのです。

なかなか68枚もの自筆短冊を一時に拝見することはかないません。

 すべて朱引きの好み短冊。短冊の裏に、巻数字が順番に記されているのが印象的です。「庵春雨」の題もあり、私には感慨深いものです。

 さて、ここに秋成の墓碑があるときいていましたが、境内ではなく、少し離れた宮司家の墓域の中に、あると教えていただきました。学生のころだったか、ふらりとやってきて、墓碑を見つけられなかった記憶があります。今度はきちんと教えて貰いました。
 
 背面に「文化八」の文字が見えます。秋成没後2年です。


posted by 忘却散人 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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