2009年02月02日

江戸時代の親孝行

大阪大学出版会のハンディな教養書シリーズ、「阪大リーブル」の11冊目は、懐徳堂シリーズの第2弾『江戸時代の親孝行』(湯浅邦弘編、四六判・並製・232頁)です。

とりいそぎ、お知らせばかりですが。

近世文学でも孝行説話の研究は結構されているのですが、それらは残念ながら取り上げられていません。このテーマでの領域横断的な共同研究がなされることを期待します。








posted by 忘却散人 | Comment(7) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
取り急ぎ要件のみ記します。孝子伝に関しては、井上敏幸先生が扱っておられた筈です。小生も、読本のネタになっていないかと、いくつか集めました。最近、天保改革がらみだと思いますが、天保12〜13年の孝子顕彰20件の小冊子をまとめたものを入手いたしました。
あまり私が書き込まない方がよいのでは、と思い、遅目に書きました。以上。
Posted by 服部仁 at 2009年02月06日 13:34
服部仁さま。コメントありがとうございます。井上先生の『本朝孝子伝』をめぐる考察がありますね(「近世的説話文学の誕生」『説話文学の世界』世界思想社刊)。スケールの大きい論文であったと記憶しています。その後、勝又基さんが、本格的に孝行説話についての研究を進められています。どちらもQ大関係なので(片や大先輩、片や後輩)。ところで「書き込まない方が…」などといわずに、ぜひまたお越しください。孝子顕彰20件の冊子、公的なものなのでしょうか。いろいろなものからの抜粋の写本なのでしょうか、気になるところです。
Posted by 忘却散人 at 2009年02月06日 13:53
 勝又です。お名前を挙げていただきありがとうございます。
 昨年7月には雑誌「アジア遊学」112号も「アジアの孝子物語」という特集を組んでいます。『本朝孝子伝』に関する論文も収められていますが、ここでも井上先生の御論文は(もちろん拙稿も)触れられていません。井上論文の視点は孝子説話の分野では画期的なものですので、ぜひ皆さんに読んでいただきたいです。
 服部先生お持ちの「孝子顕彰20件の小冊子をまとめたもの」、とても気になります。天保は改革期である割にはそれほど孝子説話集は出されていないと思いますので、珍しいものではないでしょうか。
Posted by 勝又 at 2009年02月06日 18:17
勝又さま。実名でようこそ。そういえば『アジア遊学』「アジアの孝子物語」もちょっと立ち読みした記憶がありましたが、触れてなかったですかね。ただ、日本近世文学側の人もなかなか中国思想研究の業績が探せないのも、否定できないところでしょう。日本漢文学研究などにおいても、似たような状況があるかもしれませんね。こういうテーマこそ共同研究が試みられてしかるべきです。
Posted by 忘却散人 at 2009年02月06日 20:10
さっそくのお返事、ありがとうございます。なるほど、たしかに私も中国思想研究の最新の成果をどれだけ踏まえているか、と問われれば答えに窮します。そうか共同研究か…。
Posted by 勝又 at 2009年02月06日 23:29
「孝子顕彰20件」の小冊子、皆さんが気にしておられますので、簡単に紹介いたします。各話2〜3丁、概ね1オに挿絵、末尾に例えば「天保十三年寅四月十日」、その後に、記者の感想、その後に、「御免板元 馬喰町二丁目/御書物師/出雲寺金吾」(ないものも多いですが、書き方から見てすべて出雲寺が板元でしょう)とあります。2/21の京都近世か、3/16の近世常任に持参いたしましょうか?
Posted by 服部仁 at 2009年02月07日 15:55
服部さま。ますます興味が出てきました。2月21日の京都近世小説研究会は今のところ出席の予定です。ついでにこのブログで研究会の案内を出しておきますので、見たい方はいらっしゃるということで。
Posted by 忘却散人 at 2009年02月07日 21:57
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