手前味噌の話題。『国文学』4月号臨時増刊号の「学界時評 国語」に、我が大阪大学国語国文学会の「語文」91号(2008年12月)の特集が大きく取り上げられている。ここでも少し触れました。この特集は2008年の学会における公開ワークショップを活字化したもので、テーマは「会話文」である。語学・文学、前近代・近代を問わず、同じテーマで大学院生が取り組んだ成果である。
実は私はここに辛口の傍聴記を書いたのだが、小野正弘氏は大変ほめてくださっている。
ある一つの統一テーマをめぐって院生が一斉に研究を展開する、というのは、やれそうでいて、なかなかやれないことであろう。
そして語学の側では、所与の注釈書というテキストに示された括弧のなかを、無条件に「会話文」として受け容れているとし、その反省を示唆されたとしている。「なるほど、ウチの院生はほめられてるじゃないの」と、自分は辛口批評していながら、嬉しくなる。自分はなんにもやってないのにね。
このワークショップのテーマのヒントをくださった濱田啓介氏、『語文』を送られて大変喜んでおられました。院生諸君に伝えていなかったので、この場を借りてご報告。
2009年03月29日
この記事へのトラックバック


ワークショップに拘わった者としては、
辛口であれ、おほめの言葉であれ、何らかの
御反応(御批判)を賜りますことは大変
有難いことと思っております。
濱田啓介先生からもアドバイスを含んだ
丁重な御手紙を頂き、とても有難く
思いました。
今後も、「会話文」と「地の文」に関する
ワークショップを何らかの形で継続させたく
思っておりますので、その折は御協力
賜りますよう宜しくお願い申し上げます。