2009年10月03日

うはがき

前のエントリーのgatayanさんのコメントで、認識が深まりました。ありがとうございます。

それで、失せ物の原因なのだが、「物のまぎれ」というのがある。いつのまにか、なにか他の物にまぎれてしまう、典型的失せ物現象であろう。この場合、なぜそうなるかを内省してみると、意識の「うはがき」が行われていることが多いような気がする。

たとえば、朝爪切りをしていると、電話がかかってくる。その電話が「○○さんの連絡先教えて」的なものだとヤバイ。それを調べているうちに、意識の「うはがき」が行われて、電話が終わった時には、すっかり爪切りをしていたことを忘れている。しばらくすると「アレ、爪切りがない!」ということになる。もちろん、普段片付いていれば、こういうことは起りにくいのだ。

書類も同じで、重要な書類を処理しようとしている時に、人が訪ねてきて、「○○についての本お持ちでないですが」などと言われる。書類をどこかにおいて、えーっと、えーっと、と探しているうちに書類のことを忘れてしまい、しばらくすると「あれ、あの書類はどこに?」ってことになるのである。「うはがき」がなければ、起こりにくかったはずである。

もちろん本当に無くなってはいないわけで、まぎれているだけである。だから、長いこと探していたら、出てくるのだし、あきらめていたら出てきたりするのである。しかし「必要な時に、ない」。

忘れものものも同じかもしれない。店に傘を忘れることはよくあるが、店を出る直前まで「あー、かさ、かさ」と意識している。ところが店を出る時に、「あれ、靴がない、靴はどこだ、あー、あったあった、よかった」と思った瞬間に傘のことが意識から消えている。これも「うはがき」現象なのだ。

ではこの「うはがき」に対応するにはどうしたらいいのか?何かいい智恵はありませんでしょうか?
posted by 忘却散人 | Comment(0) | TrackBack(0) | 忘れ物・失せ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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