2009年12月14日

面接授業

12・13日は放送大学の「面接授業」というのを初体験。面接授業といっても受講者は80数名だ。1日4コマを2日連続講義となかなかハードである。

ふだん放送で授業を視聴している学生さんたち(20代から70代まで年齢層は実に幅広い)が実際に講師と顔を合わせて授業を受けるものである。放送とちがって講師がつまづいたり、わき道にそれたりする。それもまた大事なところです、などと最初に逃げ口上をいう。もちろん質疑応答が出来るなど、文字通り面接授業ならではの利点もある。私の方も日ごろの授業とはちがい、また社会人むけ講座ともちがう感覚である。
 
 大学の授業である。学生たちはこれを聴いて単位を取得する。しかし年齢層が多様で、興味もさまざまであろうし、これまで日本の古典にどれだけ触れておられるかわからない。しかし一方で、かなり詳しい方もおられる。まず、ターゲットが絞れない。この例話が通じるかな?と考えながら試行錯誤である。

 しかし慣れてくると、ある程度要領もわかってくる。2日めあたりから疲れも感じなくなってくる。しかし、用意した資料の後半は飛ばし飛ばしになって申し訳のないことだった。どうしても念のためにと多めに資料を用意してしまうのである。

 質疑応答が楽しかった。非常にレベルの高い、本質的な質問が次々に出て驚かされた。最後に感想文を書いていただくことになっているのだが、その感想文を読むと、受講生の方の人生が垣間見える気がした。関心のあり方もさまざまである。年上の方が40人ほどおられた。それぞれの人生の重みがこの感想文からも伝わってきた。大いに学ばせていただいた2日間であった。

 授業前に私を紹介してくださったセンター長の柏木先生が拙ブログのお話をされたので、秋成展やそのイベントに関わる情報を、拙ブログから発信しているということを申し述べました。受講生の方で覗いてくださる方がいるかもしれません。この場を借りてお礼申し上げます。

 なお、来年はじめあたりに、来年の秋成イベント情報をまとめて告知したいと思います。
posted by 忘却散人 | Comment(2) | TrackBack(0) | 私の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日授業を受けた一人です。
早速取り上げていただいたことにびっくり。
文学に限定した授業かなと想像していましたが、幅広く文芸と言った側面であり今後参考にさせて頂きます。
この秋 水掛不動の前に上方浮世絵館というのがあることを始めて知り行ってきました。
歌舞伎役者を中心に描いたもので、劇場での歌舞伎役者を見る上でも良い勉強になりました。
又 面接授業をお願いします(もうしんどいと言われた先生も居られましたが)・・・・。
Posted by 藤田 久元 at 2009年12月14日 14:38
藤田様。早速コメントを賜りありがとうございます。
私は演劇を専門にしているわけではないのですが、近世文学を語る上では、演劇のことを素通りするわけにはいきませんので、講義でも多少触れた次第です。
それにしても、皆さまの熱心な受講態度には感銘を受けました。質疑応答などを通じて多くのヒントもいただきました。またお会いする機会があれば嬉しいです。
Posted by 忘却散人 at 2009年12月14日 21:16
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