2010年04月06日

『水滸伝』の衝撃

このところ、ゆるやかな連句的繋ぎになっているって気づきました?

というわけで本日取り上げるは稲田篤信編『水滸伝の衝撃』(アジア遊学131、勉誠出版、2010年3月)。

中国学の専門家、比較文学・言語学の専門家、江戸文学の専門家を動員して、「東アジアにおける言語接触と文化受容」を、『水滸伝』を通して学際的に検討する共同研究の書で、案外類書は少ないのではないだろうかと思う。高島俊男に感銘を受けたという稲田さんの、この方面への目配りに驚く。日ごろから水滸伝研究に親しんでいないとできない人選ではないか。

実は4月から読書会で読まんとするのが、『水滸伝』絡み。これは嬉しいタイミングです。

秋成関係では小澤笑理子さんの「樊カイ」論が一本。課題にそって魯智深で書いている。最後に樊カイは秋成自身の投影ではというのは、賛成。すでに彼方では2月に出ているはずの、高麗大の『日本研究』に私もそういうことを書きました。まだ送ってこないんだけど。
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