今回の秋成展では、多くの新資料が展示される。
中でも、秋成の生活が生々しく写しだされる俗事の手紙は、雅の世界に生きているはずの文人が、当然ではあるが、日常の瑣事に心を砕いている様子を知る事が出来て貴重である。
今回初めて展示される新出呉春宛、そして山口素絢宛の秋成書簡について、長島弘明さんが、7月2日付け朝日新聞(東京版)夕刊に書いている。
呉春に絵付けしてもらった陶器、五つ揃いのものがひとつ割れてしまったので、戻したい。アコギならば御放念…。つまり、もう一回描いてってことだと長島さん解説。
素絢には、急に引越しをしなきゃいけなくなった、費用がいるから、この前あげた陶器戻して…。清貧な生活をしている文人は金の工面が大変なようである。
こんな、裏の生活まで今度の展示では垣間見られる。
いよいよあと2週間である。
(秋成展関連情報16)
2010年07月03日
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