学術誌に掲載された書評に、ブログでの書評が引用されていたのを見て、「えっ」と思った(あ、これは私のブログから引用されたということではない)。読み流しただけなので、出典をどう書いていたか忘れたのだが、「○○氏のブログに」という書き方だったように思う。まあ「書評」をテーマにして、引用も想定しているような本格的なブログなのでしたら、いいんでしょうが。それにこの場合はもしかしたらご本人に許可を得て引用されているのかもしれない。だからあくまで一般論としてこれを書いているということでよろしく。
署名されたブログ記事には公的な意味が伴ってくる。しかし、ブログはあとで書きかえることも可能であるし、また消滅することもありうる。だから気楽に書ける。その反面、追試が保証されていない。
エッセイや一般誌でブログ書評を引用するのは、まあ構わないかなと思うが、学術誌に堂々と引用するのはどうなんだろう。
私なども、あとで気づいて記事を書きなおしたり、削除することがあるので、そういうのだが、一方で、実名でそれを書いているのは、誰かのブログなんかで引用されても、書いた以上は責任はもちますという覚悟がもちろん一応あってのことである。
でも、学術誌に引用されるとしたら、困惑する。抗議まではしませんが、困惑はします。
紙媒体では書くまでに時間のかかる内容の書評を、たとえば読んだその日にアップできるのがネットの強み。公的な意味では、そこにしか意味はなかろう。あとは私的な雑文にすぎない。だから20年前の本の書評で、速報性ゼロのものでも逆に私的な雑文だから載せていい。だから気楽にかける。
ブログ記事を取り上げて新聞記事にしたりとかするのも、ちょっと首をかしげるのだが(というのも速報性ではすでにそのブログに負けているわけで、記者のプライドを疑う)、ニュースソースがそれしかない?海外じゃあるまいし、それだったら、もうブログに負けているのだから、記事書かなくてもいいんじゃないかしら。
とにかく、学術誌の論文やら書評で、ブログを引用するのは違和感を感じる。といいたい。
2010年09月18日
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