上田秋成展で展示した「菊の着綿(きせわた)」は、菊に綿をかぶせておいて重陽の日にそれで身体をぬぐうと、老いを去り、寿命が延びるとされたものである。秋成が神医谷川氏に贈ったもの。図録『上田秋成』にも掲載されている。
昨日、能の研究者のAF先生から、「小忌衣と着せ綿の写真はありがたかった。能にも出てくるんでね」と言われて、そうか、そういうことで役立つこともあるのかとなんだかいい気分になっているところへ、きょうまたありがたいお便りがあった。
秋成の図録と同じようなものが、カラー写真で『淡交』2010年9月号に載っているという。I.Oさんに教えていただいた。コピーまでお送りいただいた。ここには黄色の着せ綿がある。秋成展のは白と赤だけだが。これまたありがたい写真ではないか。
じつは『淡交』は、西鶴で卒論を書いた私の教え子(Yさん)が編集の仕事をしているのである。西鶴研究者のI.Oさんから情報がもたらされたということで、なんだか奇縁を感じました。もちろんI.Oさんといえば茶道ですから、『淡交』は購読していらっしゃるのでしょうね。
ともあれ、貴重な情報、感謝いたします。Yさん、今度9月号みせて!
2010年11月26日
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