日本文学協会近世部会の出す『近世部会誌』第6号(2012年3月)。
編集後記によれば「その入手方法は謎に包まれている」。
ありがたいことに今号もまた入手できました。どうもありがとうございます。
さて、今号は20頁。7本。基本的にここには研究余滴的な文章を書くようですが、なかなか看過できない佳品があるので要注意。
執筆者は近藤瑞木・水原信子・木越秀子・紅林健志・木越治・風間誠史・閻小妹だが、7名中、か行が5人もいますね。どうでもいいことですが。
ところで驚いたのは、このうち木越秀子さんと閻小妹さんのお二人が拙論を引いてくださっていること。どうも古傷をつつかれているような気分。利用はしてくださっているが、批判(ともとれる指摘)もチクチク。とくに閻さんの「再論『剪燈新話』の対偶構成」は、私の談義本・初期読本の方法として挙げた、寓言の怪異作品への応用(「怪異と寓言」、『西鶴と浮世草子の研究』2、2007で5つほどあげました)が、すでに『剪燈新話』にあるから、それとの関係を考えねばならないと、注で指摘されている。
おっしゃる通りで、中国文言小説・白話小説から学んだ部分を明らかにしていく必要がありますね。その上で奇談の方法として考えればよいかと思います。拙論を使っていただいたこととともにご教示どうもありがとうございます。
2012年05月03日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

