2013年02月10日

近松浄瑠璃の史的研究

井上勝志さん『近松浄瑠璃の史的研究 作者近松の軌跡』(和泉書院、2013年1月)が刊行された。井上さんは40代半ばですが、近松研究所所長という重責を担われている方。満を持しての出版ということであろう。日本近世文学会賞受賞論文を含む14本の論文を元に、近松を文学史的に位置づけようとしたもの。私の全く疎い方面であるが、師匠である阪口弘之氏の研究を常に意識しつつ、浄瑠璃史への展望に裏付けられた論文集と見受けられる。安心して読める、考証・論証のゆるぎなさが、本論文集への信頼を保証するのではないかと。
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