2015年05月04日

雅俗繚乱―中野三敏江戸学コレクションの世界―

 九州大学在学時代、どういうジャンルの演習であれ、調べていくうちに、この本が原本で見たいというのがあり、そんなとき中野三敏先生にお伺いすると、「それは僕のところにある」というお答えがかえって来るのが常であった(原本のみならず、研究書でもそうであった)。
 先生のご蔵書の多くが、九州大学に寄贈され、「雅俗文庫」と銘打たれて、整理が進み、このたび本格的な展示が九州大学図書館で行われることとなった。川平敏文さんをはじめとする関係者のご尽力に敬意を表する。
 展示期間は短いので、お近くの方、お見逃しなく。
 
 さて、展示にちなんで、講演会が開催される。恐れ多いことに、お招きいただき、中野先生のご講演に引き続いて拙い話をさせていただくことになった。まことにありがたいことで、川平さんに厚く感謝申し上げる次第である。

 情報はこちらにあるが、ここにも貼り付けさせていただく。

平成27年度九州大学開学記念行事・第56回附属図書館貴重文物展示
「雅俗繚乱 ―中野三敏 江戸学コレクションの世界―」

 九州大学は、江戸文学研究の第一人者で、本学名誉教授の中野三敏氏の手により蒐集された 明治期以前の書籍を受け入れ、 「雅俗文庫」と名付けられました。「雅」とは伝統文化で、和歌・漢詩・擬古文の類、「俗」とは新興 文化で、俳諧・川柳・小説の類を指します。「雅俗文庫」は、この双方の融和こそが江戸文化の神 髄という氏の文化観が反映された、約6,000点にのぼるコレクションです。今回の展示では、雅俗文庫を中心に約70点を展示します。



【会 期】平成27年5月11日(月)〜5月18日(月)
【開場時間】10:00〜17:00 ※16日(土)のみ18:00まで開場
【場 所】九州大学中央図書館 2階特設会場(箱崎キャンパス)
                          (福岡市東区箱崎6-10-11)
※入場無料。一般の方も観覧できます。
【主 催】九州大学附属図書館


■ 関連講演会 ■

「江戸文化辻談義――中野コレクションから見えるもの」  

【日    時】平成27年5月16日(土)13:00〜17:00
【場    所】九州大学中央図書館 4階視聴覚ホール(箱崎キャンパス)
                        (福岡市東区箱崎6-10-11)
  ※入場無料・申込不要。一般の方も参加できます。
【プログラム】
 13:00〜14:00 中野三敏氏(九州大学名誉教授、2010年文化功労者)
             「私の江戸学」
 14:20〜15:00 飯倉洋一氏(大阪大学文学研究科教授・日本近世文学)
             「読本コレクションと談義本研究」
 15:10〜15:50 岩坪充雄氏(文京学院大学・日本近世書道史)
             「近世法帖の世界」
 16:10〜17:00 トークセッション 司会:川平敏文(九州大学人文科学研究院准教授)

以上である。
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