昨日は徳田武先生が、大阪大学に来学され、ご講演を行った。日本漢文学プロジェクト(合山林太郎さん代表)の企画で、そんなに大きな宣伝もしていないのに、50名ほどの方が参加された。参加者名簿は未確認だが、阪大関係者以外の方も少なからず聴講しておられた。
秋成を軸に、漢文学者と俗文学の担い手の交流の具体的様相を、資料を丁寧に読みこみ、また突き合わせて、非常に説得力のある結論を導かれておられた。先生がいずれ公にしようとしている「とっておきのネタ」を、阪大で一足早くご披露していただいた形である。
その結論というのは・・・、おっとここではちょっと申し上げられないが、秋成研究の立場から見ても、唸らされるものである。ひとつの推理であるが、非常に可能性の高いことだと思う。
徳田先生の御子息が阪大のすぐ近くにお住まいということで、御子息もいらっしゃていた。企業におつとめということで、なかなか、お父様のご講演を聴く機会はないだろうから、それもよかったと思う。
懇親会でも、非常に有益なお話を伺えた。秋成研究者は、私も含めて漢文学をきちんとやるべきところ、手が回っていない感じがする。いや、秋成研究者に限らないようで、講演の最後のあたりで、ある画賛の詩の読み方の誤りを指摘しておられたが、ゾッとした。
上方では漢文学者と俗文学者の交流が江戸のように別々にはっていない、その理由についてもお考えをきくことができた。
2016年01月23日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

