『変貌する時代のなかの歌舞伎―幕末・明治期歌舞伎史』の著者の日置貴之さんとは、ひょんなことから、あるプロジェクトを一緒にやることになった。それもつい最近の話である。先日もミーティングでご一緒したところ。しかも、そのプロジェクトは、日置さんのテーマと関わりが深い。なんでそんなプロジェクトをおまえが、とまたまた言われそうであるが、いずれお話しする時がくるだろう。
ともあれ、そういうわけで、ありがたいことに、本書をいち早く手にすることができたわけである。私のゼミにも黙阿弥の研究を志している学生が一人いることもあり、本書の刊行を、実は楽しみにしていた。
ところでA5判346頁14本の論考(書き下ろし5本)からなるこの大著を、まだ20代の人が書いたというのは、やはり驚きである。こういう例は近世文学研究では、ここ30年くらいはきいたことがない。長島弘明さん・古井戸秀夫さんの指導を受けた人だから、もちろん理論も実証もきちんとしている。
私には本書を評する資格はないが、報ずる価値のある本であることは確かだろう。笠間書院刊、2016年2月。そういうわけで、早速報じた次第。内容について本当になんにも触れてなくてすみません。早いだけが取り柄。
2016年02月09日
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