2017年11月26日

変体仮名シンポジウム

 ,国立国語研究所、初見参。なんて立派な建物でしょうか!さんさんと光は入るし、4階からは富士山も見えるんだって。近くの共同研究利用機関と比べても・・・(いやいやこれはやめておきましょう)。というわけで、シンポジウム「変体仮名のこれまでとこれから」に参加、くずし字学習支援アプリのことを発表しました。
 午前中は、変体仮名の歴史をめぐる、学術的な発表が3本。つまり「変体仮名のこれまで」。
 午後からは3つセッションがあって、最初は変体仮名の文字コード国際標準化をめぐる3つの発表。平たく言えば、変体仮名を外字ではなくワープロ入力できるようになるまでの物語である。職人的フォント作りの話から、政治的駆け引きにも匹敵する戦略の話まで。今まで全くもって存じ上げなかったが、国語研・IPA・モリサワ(フォントを作った業者)の方々のご努力がKuLAを支えていたのだと、感謝の気持ちがこみ上げました。
 次が変体仮名の学習をテーマとするセッションで、私がKuLA開発の経緯を、橋本雄太さんがKuLAのデモとシステムのことなどを、専修大学の斎藤建哉氏が変体仮名教育の実践の話を行った。とくに斎藤氏の創意あふれる授業方法には蒙を啓かれた。Webでもそれを公開しておられる。
最後のセッションは国文研の字形データセットと凸版印刷のOCR技術、そしてまとめ的な締めがあった。それぞれ聞き応えがあった。
 ちなみに自分の発表は散々だったですが(なにしろ、驚いたのは、私だけハンドアウトがなかったことで。みなさん真面目ね。あと、パワーポイントでハイパーリンク張って説明しようと思ったのだが、発表者ツールモードではうまくいかないのね。折角事前に岡田一祐さん(国文研)にレクチャー受けていたのに馬鹿なことを。時間配分も大失敗だったのよ〜)、まあ終わったからいいとしよう。
しかし、ふと思ったのは、折角これだけデジタルヒューマニティーズが展開しているのに、国文学研究者、学生をふくめ、どれだけフォローできているのだろうかということ。不安になった。これはなんとかしなければと、そっちの方でもいろいろ相談をした次第でありました。
 立川の宿からなんと富士山が見えたが、朝のモノレールからもばっちり拝めた。こんなに大きく見えるのかと改めて認識しました。
posted by 忘却散人 | Comment(0) | 私の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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