デジタルアーカイブ学会技術部会と人文情報学研究所の主催で、ヨーロッパのクラウドソーシングと日本のクラウドソーシングの現況についての情報交換などを目的とする懇談会が、本日、東京大学情報学環で行われました。まず、私が、くずし字学習支援アプリと、古地震研究会のクラウド翻刻.みんなで翻刻を紹介、そのあとFacts and FIlesのFrank Drauschke さんが、ヨーロピアーナという歴史史料デジタルアーカイブポータルサイトの活動について紹介しました。基本的にはEuが基金を出して運営しているようです。とても興味深いもので、特に第一次世界大戦のさまざまな記録や遺品を集め、公開しているeuropeana1914-1918(今年が終戦100年)、大戦の記憶をみんなで共有しようという壮大なプロジェクトの可能性に大いなる刺激と示唆を受けました。写真・遺品・日記・手紙などのデジタルアーカイブスが公開されています。そのうち特に日記や手紙は、当然ながら筆記体で書かれている「歴史的文書」であり、これを読める人が翻刻して呼びかけているのです。日本の「みんなで翻刻」プロジェクトに似ていますね。
このようなクラウド翻刻プロジェクトは、テーマを決めるとか、イベント性を付与するとか、ゲーム的要素を入れるとか、いろいろ工夫をすることで盛り上がるのではないかという意見が出ましたが、その通りだと思いました。たとえば国文研がクラウド翻刻に参加するのであれば、その豊富なコンテンツを生かした面白いテーマを考えることが重要ではないかと思います。その国文研館長のロバート・キャンベルさんも飛び入り参加して、核心を突いた質疑を行い、実に面白い懇談会となりました。フランクさんとは、英語で少し会話をしましたが、こちらの超へたくそな英語を忖度して理解してくれて、いろいろとコミュニケーションがとれたのは嬉しかったです。赤門前で記念撮影しよう!と言ってくださいました。
食事しながら、さらなる情報交換を行いました。しかし新幹線の時間が・・・・。しかしフランクさんはドイツの方なので、再会を約して途中退席は残念でした!
それにしても、Facts & FIles は、歴史研究をする会社なのですね。信じられませんね。
こちらに紹介されていました。
2018年02月23日
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