文学地理学がらみの本、岩波文庫からも出ています。
『東京百年物語』。2018年10月。東京を描いた文芸アンソロジー。第1冊は、1868〜1909。
解説は、ロバート・キャンベルさん。
いまは亡き雑誌『文学』に「銀座文芸の100年」を連載していたが、それがベースになっているのでしょう。
巻頭の『東京銀街小誌』にはなんと現代語訳!東大での演習の成果が反映されていると。
この作品、『江戸繁昌記』に連なる「繁盛記物」だということ。まことに生き生きと明治初期の銀座が甦ります。
勝手ながら、この本、文学地理学を考える一助にさせていただきます。
2018年10月28日
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