2019年07月30日

星槎グループ監修『真山青果とは何者か』

 真山青果といえば、なんといっても『元禄忠臣蔵』の作者。忠臣蔵の物語は、この青果の作品で現代ドラマになったと言えるかもしれない。
しかし、青果は劇作家というだけではない。もともとは自然主義小説作家であり、またその収入の大半を西鶴研究をはじめとする近世文学研究に注ぎ込んだ研究者でもある。本書は、真山青果の旧蔵書の管理を引き受けられた星槎グループ(幼稚園から大学院まで、さまざまなユニークな学びを実践する教育グループ)の全面的支援を受け、国文学研究資料館の協力を得て、蔵書調査・学術シンポジウム・展示などの実績を踏まえて出版された、さまざまな顔をもつ真山青果の仕事の再評価の書、それが『真山青果とは何者か?』(文学通信、2019年7月)である。編者は真山蘭里氏・日置貴之氏と私で、執筆者・対談者は総勢25名。T交遊関係、U小説家・研究者、V劇作家、W青果作品小事典、Xビジュアルガイドの五部構成。特別座談会として、中村梅玉・神山彰・中村哲郎・織田紘二・日置貴之の「青果劇の上演をめぐって」。読み応えあります。詳細はこちらを御覧いただきたい。
 私は本書成立の経緯を後書きとして書いているだけなのだが、不思議な縁つながりで本書は出来上がっている。25名の執筆者の皆様と、星槎グループの皆様に心より御礼申し上げます。
posted by 忘却散人 | Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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