2019年12月09日

『日本の文化をデジタル世界に伝える』

永崎研宣(きよのり)さんの『日本の文化をデジタル世界に伝える』(樹村房、2019年9月)。
デジタル世界の発展は著しく速いのに、ここに書くのが遅くなりました。
日本文学をはじめ、日本文化の研究や伝達・普及に関わるものにとって、デジタル世界を無視して仕事はできなくなっている。
しかし、コンテンツをデジタルに載せたり、利用するリテラシーは、人によって大きな差がある。
たとえば、外部資金を申請するときに、資料や研究成果を「WEBで公開する」としたとしても、具体的にどうやってやるのか、そしてそれをどうやって維持するのかというところまで、きちんと見通している研究者がどれだけいるだろうか。
本書は、そういう日本文化系研究者にとって、実にありがたい本である。
とくに、コンテンツをデジタルに載せる時の、さまざまな留意点を懇切に教えてくれている点は、実にありがたく、そういう意味で、しばらくは座右に置いておきたいと思わせる。
著者がデジタル・ヒューマニティーズの分野では、世界的に著名で、常時世界を文字通り飛び回っている方であることは、よく知られている。私は個人的にとても助けていただいているが、とても細やかで、親切なので、つい甘えてしまうこともあるが、とにかく、この方の存在は、ここ数年のデジタル・ヒューマニティーズの「快進撃」に大きく寄与していることは間違いないのである。
VF、TEI、もちろん基本から解説あります。「デジタルで発信」と考えているかた、お勧めです。
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