2020年03月05日

秋成の俳諧を考えるシンポジウム

3月1日に駒澤大学で、上田秋成の俳諧を考えるシンポジウムが行われた。
基調報告
 『也哉抄』の引用句例について 金田房子
 秋成と大阪俳壇 深沢了子
 俳諧紀行『去年の枝折』について 飯倉洋一
関連報告
 鉄屋の文事‒几掌を忠臣に 野澤真樹
 の4本の発表と意見交換。
近衞典子さんの科研によるもの。時期が時期だけに、個人的に宣伝も控えたが、参会者は20名ほどで、秋成研究者・俳諧研究者のみならず浮世草子研究者も集まり、有意義な発表と議論が行われた。
また科研の成果として、秋成発句全注釈の冊子が配布されたが、会場にいた佐藤勝明さんが「画期的」と称賛していたように、そもそもほとんど顧みられていない秋成の発句に、詳細な注釈を付けたのは、我々秋成研究者にとっても快挙である。なにせ秋成研究は散文に集中している。全歌集こそあるが(浅野三平氏)、全歌注釈さえ備わっていないのである。雨月物語や春雨物語はたくさん注釈があるというのに。
今回、この冊子で、秋成が芭蕉句を意識した句作りをたくさんやっていることが明らかになっている。秋成の俳諧研究の基盤となるものであろう。
 私も臆面もなく発表したが、俳諧の発表ではなく、我田引水の「寓言」論になってしまった。しばらくして、まとめてみたいので、ここでは詳しく書きませんが。




posted by 忘却散人 | Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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