2020年03月18日

本居宣長記念館

青山英正さん関連の記事がふたつ続いたので、3つめ。前の投稿にかいた青山さんの科研の成果報告展示が、三重県津市の石水博物館で行われていて、招待券もいただいていた。有給休暇をとれという通知もあったので、少しゆっくりと伊勢をめぐるかと、本居宣長記念館と組み合わせて、のんびり調査見学小旅行を企てた。鳥羽まで行き、そこから北上するプランである。鳥羽のあたりで信じがたいことが起こった。少なくなったガソリンを補給すべく、どこでもいいやと立ち寄ったのが小さなガソリンスタンド。出てこられたのがご年配のご婦人である。車の窓から顔を出し、「満タン」というと、「ここはね、このあたりで一番高いんですよ。だから」とおっしゃる。なんという親切。感謝して「では10リッター」と言おうとすると、「だから、ここで入れない方がいいですよ。駅の近くまでいくとセルフのスタンドがありますから。セルフは使ったことありますか?そう、それならそちらで入れてください_「え、でも」「いや、本当にここは高いから」と、私を見送る体勢になっている。しかし、そんな、ねえ、お人好し過ぎませんか?・・・実際、しばらくいくと、1リットルにつき20円も安いスタンドがあって、びっくりした。
と、まあ、その話はともかく、リニューアル後初見参の本居宣長記念館。いまにも芽吹きそうな桜を横目に、事前予約していた資料を拝見。私費で来ているとはいえ、科研がらみで、とてもよい資料に巡り会うことが出来た。ちょうど、館長の吉田悦之さんが登場されて、宣長記念館所蔵の軸物、とくに本居家蔵の表装や箱書について、いろいろ教えていただくことが出来た。それにしても清造さんの端正な筆跡には感心させられることしきりである。さて知らなかったが、2018年3月に、記念館から『本居宣長年表(稿)』が刊行されていて、購入することができた。吉田館長の執筆のようだが、没後の事蹟の方が3倍くらいあって、宣長十講の各回の講義まですべて漏らさず記されていた。非常に便利な本である。と言っているうちにどんどん時間がたって、石水博物館の閉館時間が迫ってきた。車に飛び乗って一路津へ。川喜田家の資料を保存する石水博物館には初見参。閑静な森の中にたたずむ感じのいい博物館でした。川喜田家の豊かな文化を、張り交ぜ屏風や書翰などで堪能することが出来た。
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