兵庫県立美術館で、ボストン美術館所蔵の刀剣(鐔も)と武者絵を展示する展覧会が行われています。
題して”Heroes"
神代から江戸後期の京伝・馬琴の小説の登場人物まで、さまざまな「武者」の姿がそこにはありました。
土蜘蛛や鬼の退治、演劇でも有名な戦いの名場面、弓の名人・・・お馴染みのイメージが次々と展開していきます。
定番になっている画題は、ほとんど網羅されていて、まさしく「武者絵の歴史」と称するに足る展示。さすがボストン美術館。
しかも撮影自由は嬉しいですね。
相当量の武者絵を見て、いろいろなことを考えさせられました。浮世絵といえば、美人絵、役者絵、風景画がすぐ思い浮かぶのですが、ヒーローたちを
描いた武者絵の需要は相当あったんだろうなと。その背景となっている軍記や時代物、これがやはり江戸の読み物や演劇の中心なんだろうなと。
武者絵には怨霊との対峙の場面もよく出てきて、「幽霊といえば女」というイメージもこれを見ていると、いやいや、戦いに敗れた男の幽霊もたくさん。
怪談を考えるヒントにもなりました。
頭ではわかっていても、やはり実物を見ると実感できます。
2022年10月02日
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