2022年10月14日

京都国立博物館「茶の湯」展

 京都国立博物館で開催されている「京に生きる文化 茶の湯」展。まあまあじっくりみてきました。「茶の湯」ー私にはちょっと遠い世界ではありますが、江戸時代の文学・文化を研究するものには、スルーできない文化です。この展示は、茶碗など茶に関わる陶器・磁器、茶掛けになる書画、茶事が描かれている絵巻が、テーマに即して自由なセンスで展示されている。非常にいい展示でした。
 国宝の曜変天目は23日までの展示。人が少なくてじっくり拝見できた。古い茶器の味わい、輝きを実感できる展示ではあった。また、茶器の素晴らしさもさることながら、片隅に描かれた茶事を見過ごすことなく展示された絵巻や屏風の数々、これはよかった。意表をつかれた感じ。茶の歴史と美術史と文化史の融合みたいな。それにしても国宝・重文だらけの見応え十分の展示、さりげなく言経卿記の自筆本。自分的にはおお〜っと。そして、今なら全然混んでいません。お勧めです。そして今回の目玉のひとつは、多分待庵の復元でしょうか。ビデオ展示でもこれやってました。復元にあたって非常に細かく配慮されていました。お金もかかっているぽい。意外にもこの復元茶室も人だかりはなし。もうひとつ秀吉の黄金茶室は1994年に復元されたものらしいですが、これはどこかで、多分山口県立美術館で見たことがありました。
 そして、私的には光格天皇下賜の「旅用茶道具」一式ですかねえ。尼寺の宝鏡寺に下賜されたもの。光格天皇の皇女が門跡として入っているのでその時のものかもということです。

 
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