2022年11月07日

学会記(同志社大学)

2019年秋以来となる対面(オンライン併用)での日本近世文学会が同志社大学で、11月5日、6日の両日開催された。
私も対面参加したが、参加した方が予想の2倍くらいいて驚き、とても嬉しかった。
申し込みが160名、実際に足を運んだ方も130名いたという。オンライン申し込みが120名。
今回、参加費を徴収したにもかかわらず、オンラインを含め280名が申し込み、対面参加がオンライン参加を上回ったのである。
いかに、学会員が対面の学会開催を待ち望んでいたかがわかる。
懇親会は、懇談会と名称を変え、アルコールはなし。それでも100名が参加し、いつもと変わらず楽しそうな歓談の輪がいくつも見られた。
私も多くの人を話しが出来、旧交を温めることができて幸せだった。対面だからこそ痛感するみなさんの研究への熱意、対面だからこそ得られる貴重な情報、対面だからこそ痛感する自分の怠惰・無知。そしてがんばらないとな、と言い聞かせるのは、院生時代と少しも変わらない(←成長がない!笑)

初日のシンポジウムは、演劇を起点とする越境・交流というテーマで、5人のパネリスト、2人のディスカッサントが登壇。
それぞれの研究を通して、越境・交流の事例報告をおこなった。「越境」「交流」という言葉が多義的なため、全体としては拡散的な議論になったが、そこがむしろ面白かったとも言える。個別の発表には学ぶところが非常にたくさんあったし、久しぶりの対面議論ならではの「空気」(としかいいようのない雰囲気)を実感できた。そして、乱反射する議論を見事に捌いた日置貴之さんの手腕、すばらしい。

日曜日の発表7本は、新人・中堅・ベテランとバランスのよい布陣で、質疑応答の時間をしっかりとっていたため、それぞれの発表の意図や意味が、議論をきいてより深く理解できた。この質疑応答にも、対面のよさが表れていたと思う。同時期に開催のタイミングとなった源氏物語展示もよかった。すぐ近くの冷泉家が秋の特別展観で開いていたので、そちらに出かけた人もいたようだ。

それにしても、今回、ハイブリッドという困難な開催方法に途中で変更されたにもかかわらず、短期間で準備された開催校同志社大学の山田さん、大山さん、事務局の池澤さん、日置さんをはじめ、大会実行組織のみなさん、同志社大学の学生さんに、心から感謝したい。

学会終了後は、かねて予定されていた昨年12月に行われた雅俗シンポジウムの打ち上げを京都らしい某所で。めちゃくちゃ楽しかったです。
posted by 忘却散人 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック