2022年11月26日

古典文学研究は社会とどうつながるのか

いいお天気の土曜日。本当に久しぶりに西に向かう新幹線に乗った。
岡山の就実大学で講演をするためである。
研究の社会発信について、話をしてほしいというご注文だったので、「古典文学研究は社会とどうつながるのか」などという大上段に構えたタイトルで、90分弱話させていただいた。
古典文学研究は、その時代の社会と古典をつなぐ役割を果たすのだという、いつもの私の持説を話したあと、自分自身の社会連携・社会発信の経験に即して、具体的事例を話した。特にくずし字アプリ開発の話とデジタル文学地図の話を中心に。
質問を受けるため、5分ほど時間を残して終わった。司会の瓦井さんが、「質問はありませんか」というと、さっと手があがった。「古典文学研究は役に立つというお話でしたが、いままでに先生の経験した具体的例はどういうことですか」という、いきなりグサリと刺さる質問が・・・。驚いたのは、それから次から次へと質問が続き、15分くらいのやりとりがあった。すべて学生の自主的な質問である。こういう経験はあまりない。しかも、なぜか質疑応答が終わるたびに拍手が起こるという。
教員になる予定だという学生さんからの真摯な質問もあり、聴講してくれた学生さんたちが、「自分の事」としてこの話をきいてくれたのが何よりも嬉しかった。なにか私自身が希望を感じた講演会だった。
阪大OBである川崎さん、瓦井さん、そして岩田さん、近世文学研究仲間の竹内さんら、知っている方がたくさんいらっしゃったので、非常にリラックスして講演ができた。岩田さんの夫で私のゼミ生だった岡田さんにも会えてたいへん嬉しかった。就実大学のスタッフの皆さん、ありがとうございました。
posted by 忘却散人 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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