来年2月、国際シンポジウム「古典の再生」を京都で開催します。
そのご案内です。
古典はいかに再生されてきたか、古典をいかに再生すべきか。
その歴史を振り返り、未来に向けて、私たちがなすべきことを考えます。
海外の日本古典文学研究者も多く参加します。
日時 2023年2月11日(土)・12日(日)
会場 京都産業大学むすびわざ館(京都市下京区) オンライン併用
プログラム
2023年2月11日(土)〈1日目〉 13:30-17:40
【パネルディスカッション 再生する古典】 司会 飯倉洋一(大阪大学)
〈基調講演〉「古典×再生=テクスト遺産 過去文化の復興における文学の役割」
エドアルド・ジェルリーニ(ヴェネツィア・カフォスカリ大学)
〈発表〉
「18-19世紀における王朝文学空間の再興」 盛田 帝子(京都産業大学)
「琉球における日本古典文化の受容」 ロバート・ヒューイ(ハワイ大学)
「古典の再生−古事記・日本書紀・風土記の翻訳と海外における受容」 アンダソヴァ・マラル(早稲田大学)
〈討論〉エドアルド・ジェルリーニ+盛田 帝子+ロバート・ヒューイ+アンダソヴァ・マラル
ディスカサント 荒木 浩(国際日本文化研究センター)
〈特別プレゼン〉 司会 加藤弓枝(名古屋市立大学)
「古典本文をWEBに載せる−TEIガイドラインに準拠したテキストデータ構築」
永崎研宣(人文情報学研究所)+幾浦裕之(国文研)+藤原静香(京都産業大学非常勤研究員)
2023年2月12日(日)〈2日目〉 10:00-17:15
【セッション1 イメージとパフォーマンス】司会 盛田帝子(京都産業大学)
「絵巻と『徒然草』絵注釈の間―デジタルアプローチの試みをかねて」 故 楊暁捷(カルガリー大学)(動画)
「人麿画像の讃の歌」佐々木 孝浩(慶応義塾大学)
「霊媒〈メディウム〉としての古典:初期テレビと1956年の幽霊」 ジョナサン・ズイッカー(カリフォルニア大学バークレー校)
「女房装束の変遷―平安期女房装束の復元を通じて―」 佐藤 悟(実践女子大学)
ディスカサント 山田 和人(同志社大学)
【セッション2 源氏物語再生史】 司会 加藤 弓枝(名古屋市立大学)
「女房たちの源氏物語―『阿仏の文』を視座に」 田渕 句美子(早稲田大学)
「『源氏物語』享受史における詞の表象」 松本 大(関西大学)
「樋口一葉における和歌と源氏物語」 兵藤 裕己(学習院大学)
ディスカサント 中嶋 隆(早稲田大学)
【セッション3 江戸文学のなかの古典】 司会 有澤 知世(神戸大学)
「江戸幕府の儒臣と朝廷の文物 ― 柴野栗山の事例を中心に」 山本 嘉孝(国文学研究資料館)
「紀行文の中の古典」 ユディット・アロカイ(ハイデルベルク大学)
「上田秋成における〈古典〉語り」 飯倉 洋一(大阪大学)
ディスカサント 合山 林太郎(慶応義塾大学)
参加登録方法は追ってお知らせいたします。対面・オンライン併用です。
ご興味のある方は、ご予定ください。
2022年12月03日
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