東北での学会は、30年くらい前の秋田以来、仙台となると私の記憶にはないので、40年以上前だろう。会場は東北学院大学。仙台駅からひと駅、5分歩いて到着というロケーションの良さだ。
飛行機でいくつもりが、ドジをして新幹線往復となった。しかし、そんなに遠い感じはしない。
恒例の学会記。今回はハイフレックスでの開催。もっとも参加者名簿がないため、どういう方が参加しているのかはわからない。会場には70から80名くらいだったろうか。
発表者は6名、それに講演と、並列して行うワークショップ3件。これが初日である。伊達騒動と文学を扱った講演は面白かった。
今回の目玉は若手の企画したワークショップ。「文学史」「教育」「デジタル化・国際化・学際化」がテーマ。私は、3番目のに参加。30名弱の参加だっただろうか。どういう形になるのか、とくに事前にアナウンスがなかったのだが、参加者全員がまず一言ずつ自己紹介とこのテーマに関わる所見を述べ、あとは雑談的な展開であった。デジタル化・国際化・学際化はつながっているので、議論は案外スムースに進んだ。留学生が何人か参加していて、彼らの率直な感想をきけたのがよかった。
デジタル文学地図の授業に参加していたハイデルベルク大学の学生さんが発表。発表後、たくさんの人からアドバイスをもらっていた。和歌題詩に関わる発表と、『玉箒子』という怪談系読物についての発表(ともに若い方)で、拙論が引かれたり、名前が出てたりした。前者の発表は特に私の研究と非常に重なるものだったので、質問。和歌と漢詩の交錯はつまり、歌人と詩人の交流が基になっている、もしかすると画人も絡んでいるというのが私の想像なのだが、それを窺ってみた次第。「性霊派の詩」とは何か?という議論も出たり、活発な質疑応答だった。
土曜日の懇親会。私より年上の方はもはや数えるほどしかおらず、世代交代を痛感した学会ではあった。とはいえ、若い人たちともいろいろ話せたので満足である。70周年記念誌の『和本図譜』もまた、若手の編集だが見本が出来ていた。じっくり見るのが楽しみである。と、年よりっぽくあまり面白くない総括で申し訳ないですのう。
2023年10月30日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

