2008年04月17日

倉員正江氏の論文

倉員正江氏「軍書『九州記』絶版と江戸の出版規制」(『人間科学研究 日本大学生物資源科学部人文社会系研究紀要』5号、2008年3月)は、福岡県柳川市の柳川古文書館の史料を駆使した論文です。古文書館はかつて目録作成や国学者西原晁樹の研究のため私もよく通ったところ。倉員氏の研究は、出版や知識人の交流について、歴史史料を博捜して分析するところに通常の文学研究とは一線を画す特徴があります。史料の分析は、結局はその人の「教養」がもろに出るものですが、倉員さんの記述は問題の設定も分析も的確で感心させられます。
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