2019年04月04日

摂津名所図会は何を描いたのか

 大坂の学校といわれた懐徳堂、その歴代の堂主たち、また近代にいたるまで懐徳堂の維持に貢献してくださった人々の遺徳を偲び,顕彰する「懐徳忌」が、4月6日、午前11時から、上本町の誓願寺で行われる(直近の駅は谷町九丁目)。誓願寺には中井竹山・履軒をはじめとする懐徳堂関係者の墓の他に、西鶴の墓もある。近世文学研究に関わる人は一度は訪れておきたいところですね。ちなみに近隣には契沖の円珠庵、木村蒹葭堂の墓もある大応寺、近松門左衛門のMも、え、こんなところに、という感じであり、近世文学散歩に最適。
 懐徳忌では、懐徳堂や大坂にまつわる講演があるのだが、なんと今年は私がタイトルのような内容で行うことになっている。これまでは運営側だったが、記念会の役員をやめたとたんに、お声がかかったのである。恐れ多いことである。
 小さなお寺の本堂での講演なので上限30名という制限があるが、余席はまだあるらしいので、ここに告知しておく次第。
 ご参加の方は事前に懐徳堂記念会事務局にお電話でご一報いただきたい。06-6843-4830です。
 『摂津名所図会』は竹原春朝斎が一番多く挿絵を描いているが、その他にも何人か絵師がいて、特に丹羽桃渓という絵師は、『摂津名所図会』の中でも有名な絵を描いた画家である。歴史・人物・風俗の絵を多く描いているが、彼を起用したことで、『摂津名所図会』は他の名所図会とくらべて際立つ特徴をもつ名所図会になったように思われる。そういうことをお話するつもり。
posted by 忘却散人 | Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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